6月14日(日)「第138回おおや倶楽部懇談会」が開催されました

今回は、おおや倶楽部の第138回懇談会として、税理士・塩田雅人さんによるご講演と、会員のNさんによる不動産投資のご報告という二部構成で開催されました。会の冒頭では、糸川名誉会長が長年積み上げてこられたこの懇談会を、今期から役員・会員みんなで運営を引き継ぐことになった経緯が共有されました。

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会場からのお知らせ・協賛情報

  • 【「家主と地主」誌に3ヶ月連続掲載】組合の取り組みが月刊誌「家主と地主」に3ヶ月連続で紹介されており、当日は実物を回覧しました。
  • 【賃貸住宅フェア・リフォーム産業フェアのご案内】東京で開催される賃貸住宅フェアと、同時開催のリフォーム産業フェアのパンフレットを配布しました。リフォーム関連の展示も内容が充実しているとのご紹介がありました。
  • 【大阪市の賃貸住宅改修補助金】大阪市の賃貸住宅改修について、省エネ窓改修と子育て世帯向け改修の2つの補助金が賃貸住宅にも適用されるとの情報共有があり、資料を回覧しました。
  • 【資材・エアコン価格の高騰に注意】原油価格の高騰で賃貸住宅の工事費が直撃を受けており、大規模改装を一時見送る動きも出ています。あわせて、来年からエアコン価格が大幅に見直される見込みとのことで、必要台数を早めにストックしておくとよいとの注意喚起がありました。

会員発表:Nさんの不動産投資の歩み

(Nさん:会員発表)私は香港・中国での駐在を経て、勤務先の倒産なども経験する中で、何か自分で始めたいとお金を貯め、不動産の世界に入りました。最初に取得したのは大阪・長堀橋の空きビルで、融資をつけて購入し、DIY仲間と半年ほどかけて改装してゲストハウスを開業しました。最初の数年はこのゲストハウス一本で生活していました。

その後、民泊やホテルの増加で宿泊単価が下がってきたため、シェアハウス、続いて一般賃貸業へと展開しました。大家の会に入り、ベテラン会員から改修の中途半端さを率直に指摘され、家賃を見直したところすぐに入居が決まり、自己流の限界と、素直に学ぶことの大切さを実感しました。

現在は賃貸が約115室、宿泊が運営代行を含めて6棟11室、シェアハウスが約32室など、合計でおよそ158室を運営しています。規模としては資産が約10億円、借入が約8億円(うち運転資金約1億円)で、売却益もこれまでに積み上げてきました。

仕入れでは、謄本から売主の借入状況やサービサーの有無を読み取り相手の事情を把握すること、普通の賃貸以外の貸し方(シェアハウスやグループホーム)で利回りを引き上げられる物件を選ぶこと、そして出口を意識して相場より2%ほど高く仕込むことを心がけています。土地が安く家賃の取れるエリアを探し、安く作れる工務店と組めば、今でも利回り9〜10%の新築は作れるとのお話でした。

融資では、金融機関ごとの姿勢を常にメモして情報交換し、担当者がそのまま上司に上げられるプレゼン資料を用意しています。築古でも30年融資が出る保証協会の「CSジョイント」や、返済ピッチを長く取るバルーン融資など、商品を使い分けています。グループホーム需要を捉え、満室の申込みを先に確約することでオーバーローンを引いた事例も紹介されました。

運営面では、DIY経験を原価把握に活かし、エアコンなどは仲間との共同大量発注で安く調達、経理の仕分けはAIツールで自動化するなど、仕入れと交渉に時間を割く工夫をされています。最後に、ご自身の生い立ちを踏まえ、お金のない子どもたちも使える安価な宿泊施設やキャンプ場、世代を超えて支え合える多世代シェアハウス、子どものスポーツ支援といった将来の構想も語られ、参加者の共感を集めました。

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デジタル化やファイル共有、役割分担など手探りの運営で苦労も多い中、なんとか開催にこぎつけることができ、運営の大変さと、これまで会を支えてこられた糸川名誉会長のご努力をあらためて実感する会となりました。懇談会の参加者は41名でした。

懇談会のあとは、有志による懇親会を開き、糸川名誉会長がこれまで長年にわたって会を支えてこられたことへ、感謝を伝えるひとときとなりました。会と会員一同からは感謝のお花が贈られ、これまでのご尽力へのねぎらいと御礼の気持ちをお伝えしました。

今回をもってご勇退というわけではなく、糸川名誉会長には引き続き名誉会長として、これからも会員一人ひとりの悩みに寄り添っていただけるとのことです。糸川名誉会長、長きにわたり本当にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

今期から運営を引き継いだ新体制での初めての懇談会でしたが、講師のお二人と会員の皆さまのご協力のおかげで、学びと感謝にあふれる一日となりました。塩田さん、Nさん、貴重なお話を本当にありがとうございました。

投稿者プロフィール

美穂石田