「第114回懇談会」が開催されました。

6月11日(土)「第114回懇談会」が開催されました。

開会の挨拶と参加者のご紹介

組合長から「コロナも収まりつつあり、本日は参加人数を増やしたところ参加者28名の内、初参加の新人3名、特別参加の一般1名で、いつもよりも皆様早く集合して下さいました」との挨拶で始まり、参加者全員のご紹介がありました。

 

報告事項  ★報告事項や懇談会内容でご不明な点が有れば、組合メール等でお尋ねください

  •  令和3年度 第59期定時総会が、5月7日にZOOMで、組合長・T会計・W監査の参加

で開催されました。令和3年度事業報告・決算報告・監査報告、役員改選、令和4年度事業

方針案・予算案が承認されました。

② 60周年記念行事の開催について、今年度は組合創立60周年にあたりますので、記念行事を

開催する予定です。以前開催の50周年は、シェラトン都ホテル大阪で開催しました。開催場

所など、ご意見や提案があれば組合事務所か組合長まで、ご連絡ください。

③ 新入会員様のご紹介

大東市の㈱B Oさま

④ 楽待情報として

「空き家再生投資」謳うコンサル会社、受講生が集団訴訟を検討

債務超過解消のレオパレス、黒字化の裏に「オーナーの犠牲」も

不動産投資で失敗した人に、不動産投資家でファイナンシャルプランナーの五十嵐未帆さんが、厳しくも愛あるアドバイスを送る「愛のお説教部屋」の出演者募集(謝礼1万円)をしています。

建築Gメンへの物件提供や覆面座談会の募集も、それぞれございます。

⑤ 火災保険料が今秋、再度値上げを予定されています。

本日の懇談会内容

○ 新入会員さまの自己紹介

大東市の㈱BのOさま(住道にて医院や薬局等店舗付きマンション経営)

羽曳野市の㈱MのYさま(水道屋さんで、物件はまだお持ちでない)

大阪市のJ㈱のIさま(事業譲渡で得た資金を運用、まず戸建てを購入された)

○ 第一部:「私の賃貸経営」

  • 姫路市のMさん(父親の相続で得たパナホームのサブリース物件やトランクルームを運営)

父親の相続で取得したPホームのサブリース物件、空室が多かったアパートの外壁をお洒落なツートンに塗装し内装もテコ入れをして入居者を募集したところ、空室が埋まってきた。

一方で、トランクルームの方は駐車場の敷地を有効に活用しているが、トランクルームを二階にした設計に問題(EV無し)があり、階段も狭く荷物の出し入れが不便で、苦戦している。チラシを撒いたり、駐車場の利用者にも割引で利用できるように営業に力を入れていきます。いま苦慮している問題は事業者に貸した区分マンションの滞納で、組合からも滞納マニュアルを貰って滞納の解消に努力します。組合に入会し皆様からの学びも得て収益を上げて行きたいので、よろしくお願いいたしますとのことでした。

 

  • 神戸市のKさん(退職金と父親の相続で得た土地を売却し戸建てを運営、師匠はT役員さん)

退職金と父親の相続で得た土地を売却した原資で師匠と崇める旧友のT役員のご指導の下、阪神間を中心に築古戸建を次々と購入し、家賃収入を得るも、生活保護者に賃貸したところ、精魂こめてリフォームした戸建をペットの多頭飼いで、見るも無残にボロボロにされて大赤字に・・悩み過ぎて鬱病になり通院する事態に陥り大家業も滞り減収減益に~しかし、いつまでも医者に頼り鬱で寝込んでられるかい!と怒り、自分で鬱を克服し、見事に復活し現在に至る。

組合に経理面の相談をしたかったが、師匠のT役員から経理本を進められて勉強し、サラリーマン時代に仕事で活用していたエクセル関数を活かした経理データを公開された。

また、家族や若かりしイケメン時代のKさんの青春時代バイクのお写真が、時代の経年変化を感じて会場が和み、楽しい賃貸経営の報告会となりました。そしてスライドの最後は、「おおや業 万歳! おおや倶楽部 万歳!」で締め、終了されました。

 

○ 第二部:「最近のリフォーム動向」

  • 協賛会員のコウマスター㈱Sさん

スライドと資料を用意され賃貸リフォームの動向をデータとグラフを用いて説明されました。

若い職人の不足により労務費の向上、建材の不足による値上げ、石膏ボード30%値上げ、内装仕上げ材は、去年18%値上、今年4月18%値上、よって、住宅設備も不足となり、更に今後も値上げが加速されると予測されました。対策は価格上昇の中、職人任せではなくニーズをしっかり組み込んだリフォームと助成金を活用して、他が動けない今が差別化のチャンスと説明されました。

 

  • 協賛会員のトーエイ技研Tさん

リフォーム動向は、コウマスターさんの発表通りで事実、私も建材が入手できず、特に給湯器は機種によっては未だに入手できず、故障した場合は、入居者にお湯が使えず深刻な状況になることも、よって給湯器の予備の確保を推奨しますが、給湯器の交換の際は、手間代だけでは、職人は来てくれなくなる。「これからは、職人が不足してくるので職人さんとの信頼関係の構築が非常に大事である」とお話しされた。

一方で、組合と付き合いのあった内装業者さんは、仕事が無いからと最近廃業された事が伝えられた。会員から「何度も電話しても繋がらなかったので仕事の発注ができなかった」との意見もあり残念であった。

 

〇 第三部:「ホームインスペクターについて」組合長

組合長より、ホームインスペクターの七つ道具を持参され、会場の席に回し、実物に触れることが出来ました。チェックシートの見本も示され、大家さんの基本である物件購入時の調査の際も非常に役に立つ事を話されました。組合長はホームインスペクターの試験に挑戦中で「皆様も是非、共に学び受験しましょう」と勧められました。

 

その後、おなじみ茶話会で各々自由に席を移動し会員同士の親睦も深まり、一部の会員さんは、解散後も近場のカフェで大家業の話が尽きなかったと漏れ聞こえました。

私も末筆ですが、大家さん万歳!!で締めさせて頂きます。失礼いたしました。(S役員)

 

次回の第115回懇談会の予告   日時:令和4年8月20日(土)午後2時~5時

懇談会会場は、久しぶりに大阪上本町の大阪市立社会福祉センター3階の第1会議室で、定員は

過去最大55名(通常110名)の大きな会場です。懇談会のテーマはこれからですが、大家さんに興味有る内容を考えております。その後は、近くで二年ぶりの楽しい懇親会も予定しております。

会場も広くなり、会員皆様の多数のご参加をお待ちしております。

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