10月16日(日)「第116回懇談会」が開催されました

開会の挨拶と参加者のご紹介

集まりが良く結構参加者が揃われて、開始時間前に組合長からSUUMOの「関西物価が安い街ランキング」が紹介されました。面白いのは、住みたい街ランキングでは、お目にかかれない尼崎、針中野、千林、西成、庄内等下町が挙ってランクインです。開会し、組合長から参加者の紹介が有り、新しいお仲間が沢山おられました。

報告事項  ★報告事項や懇談会内容でご不明な点が有れば、組合メール等でお尋ねください

①8月27日(土)O会員の川西市新田1-23-5の物件見学会が開催されました。

②9月25日(日)K会員の大阪市大正区三軒家2-1-3の見学会が開催されました。

③10月1日(土)I会員の池田市鉢塚3-15-23の物件見学会が開催されました。

④新入会者 〇 和泉市のO様 〇 奈良県生駒郡三郷町のN様 〇 神戸市のW様

⑤生野防犯協会に、今年の防犯功労者として当会役員のK様を推薦し、表彰されました。

⑥賃貸住宅新聞社の月刊誌「家主と地主」10月号に7月30日の耐震工事見学会の様子が掲載され、「入居者との上手な関係作り」の特集にK会員の記事が掲載されました。

⑦ 当会の税理士さんを講師とする、インボイスの話は来年6月頃の予定です。

⑧60周年記念行事の開催は、来年1月開催を目指し、場所は鋭意検討中です。

本日の懇談会内容   紙面の都合で割愛している事を、ご了承ください。

〇 新入会員自己紹介:守口市のI会員

技術系の会社員で勤めながら、現在ご自身初の賃貸物件の守口市の値交渉中の戸建て物件のお話が有りました。

○ 第一部:「私の賃貸経営」

1.障がい者グループホーム「ミューズ川西」を運営 ㈱あすむかを運営されているM会員

まずは自己紹介で、IT系の会社員を長くされていた話、お祖母さんからの相続物件の話、会社を辞めて賃貸経営を始めた話、賃貸物件の紹介、グループホーム(以下GH)を運営するきっかけ、GH事業分析、GH収益構造、GH始めて2年の道のり、今後のビジョン、他事業をして分かった賃貸業はやっぱり最強、趣味のソロキャンプや森林ボランティアの木こりの話、等々パワーポイントを使って上手く話して頂き、その後の質疑応答でも、活発な意見交換が有りました。

2.孤独死等の様々な体験をされている K会員

以前の懇談会で、西成区の住宅困窮者へお部屋を貸されているKさんは、高齢者の入居も有り、孤独死等も何度も経験されています。その経験から、賃料未納や連絡が取れない等、実際の孤独死の早期発見から、警察との安否確認、そして実際に孤独死が発生した後、消防による死亡確認、警察による現場検証(事件性の有無)、警察による遺体搬出、遺体の引き取りや残置物撤去、同時に損保会社や家賃保証会社への連絡、その後の特殊清掃やリフォーム等、復旧の道程を解説して頂きました。

○ 第二部:「消費税のインボイス制度」「アスベスト法改正について」

それぞれ、YouTubeの解説動画を視聴し、組合長の司会でディスカッションしました。

〇 茶話会:多数残られて活発な情報や意見の交換、また新入会の方からは物件の値交渉や賃貸条件の設定、出口の問題より利回り優先の考え方等、ご相談が次々出ました。

参加者の感想の一部です

(I会員)M会員の賃貸からグループホーム経営に至る経緯のお話など、面白く聞きました。ただ、ご自身も最後に話されたように、賃貸が最強というのは確かにそう思います。

K会員は孤独死の初期対応から復旧までの流れを実体験に基づきお話し頂き、配布頂いたチャート図と共に参考にさせて頂きたいと思います。

(K会員) 2019年12月の懇談会以来、ほぼ3年ぶりに参加しました。新入会員さんのこれから大家業をやりたいという自己紹介を聞き、物件購入前に「おおや倶楽部」に入会して勉強したいという勇気と熱意には感心しました。障がい者グループホーム運営のMさん 不動産賃貸業で社長といわれるのに抵抗があるとうのは、共感できました。私も工務店や職人さんから言われる事が時々あって、違和感を感じる事もあるのですが、だからといって人を雇用して本当に社長になる勇気はありません。不動産が最強のビジネスである事を他の業種を経験する事でさらに実感できたという結論はその通りだと思います。そのために自主管理物件を残しておき、家主のスキルをキープする事も良い選択だと思います。不動産賃貸業を順調に経営できれば、経済力と時間の自由を得られるので、本当に自分がしたい事や価値あると思う事を仕事にすることが出来るとMさんは明るく語られました。365日24時間営業の福祉の仕事に、やりがいを見つけて規模拡大を目指しているM社長の事業成功をお祈りします。

孤独死の体験のKさん 4回もの孤独死を体験されているのには驚きました。その時の流れをフローチャートにして分かり易く、流れや手順、そして、してはいけない事などを教えて頂きました。また、警察による現場検証などの途中で、家主は帰って良いというお話は特に参考になりました。メンタルの弱い私にとって、この情報は万が一の時には役立ちそうです。ありがとうございました。

(N会員) 最初のオーナーさんは賃貸経営から介護の経営分野へと拡大していくというお話でした。初期の所有物件は自主管理でされているということでしたが、言葉の端々から様々なご苦労をご経験されていることが窺い知れました。そこからグループホームの経営へと発展させる行動力に感心させられました。オーナーの最後のまとめで「一本足経営からの脱却」「心の余裕を持った経営」「多彩な趣味をもつ」というお話の部分は自分の状況にも重ね合せることができて大変参考になりました。

次のオーナーさんの死亡事故に対するフローチャートも今後の参考にさせて頂きます。自分はまだ室内での死亡事故に遭ったことはないのですが、参加者のオーナーさんからもたくさんのご意見を伺うことができ、今後の心構えとしたいと思います。お話にあったオゾン発生器を買おうかと検討しております。他にインボイス制度のお話やアスベスト使用物件の見分け方のお話においても自分の勉強不足もあって大変勉強になりました。

貴重なお話を拝聴することができました。ありがとうございました。

(K会員) 障がい者向けグループホーム運営を2年前から開始したM組合員の話が参考になりました。7~9年前ころ3年間に渡って「賃貸住宅フェア」で障がい者向けグループホーム運営についてセミナーが有りました。建築には多くの条件をクリアする必要が有り自分には難しいと思っておりました。M会員は建物建築だけでなく、グループホーム運営まで行っており積極的な賃貸経営の姿勢が勉強になりました。

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