「第76回懇談会」が開催されました。

最初に、組合長から参加者のご紹介と報告事項の説明があり、協賛会員?ディー・ケイの国貞様より柳田様への担当者交代のご挨拶がありました。

今回の懇談会は大家さんの関心事の一つ「事業継承問題」についてです。一般的な相続の話は聴く機会は有っても、実際に事業継承された大家さんの生の具体的なお話が聞ける数少ない貴重な機会だと思います。

まずY副組合長からは、塚本のお父さんの電気店と賃貸経営の変遷とご自身の就職と電気店の引継ぎ、問題解決の自信がついた経緯など、また電気店を閉めて賃貸事業へシフトする過程で、賃貸本や「おおや倶楽部」との出会いと入会、その後の物件への梃入れや神戸の大規模リノベーションと新たな賃貸物件取得やairbnb事業への取り組み、また三人のお子さんの現状と賃貸事業へのかかわりなど話され、書籍としてﾃﾞｰﾙｶｰﾈｷﾞｰ「人を動かす」・岸見一郎「嫌われる勇気」のご紹介が有りました。

続いてM役員から、時系列でお父さん・お母さん・お祖母さんが亡くなった事とその相続のお話しをされました。

約１５年前に西成区の文化住宅三棟を引き継がれ、約１０年前から管理もされる様になったそうです。その際に、ｼｽﾃﾑｴﾝｼﾞﾆｱで必死で働いた報酬と同じか上回る稼ぎを賃貸住宅が出す事に驚きを持ち、賃貸事業への関心が一挙に高まったそうです。

賃貸住宅のトラブルや、相続や物件の所有権問題の解決を通してスキルアップされ、現在は６棟１００室まで規模を拡大されています。

続いてI役員から、嫁ぎ先で専業主婦から思っても無かった大家業のスタート、入居率９５％維持が必要な新築マンションでの三重苦や、従来型の賃貸経営から収益性重視のシェアハウスへの取り組みなど、また嫁ぎ先である事のやり難さや新たな事業チーム作りや自分スタイルの確立など、お子さん二人には自分の道を歩ませているが、将来法人での引継ぎを考えているお話しがありました。

最後に組合長から戦前からの賃貸経営と、その後の事業引き継ぎから発生する数多くのトラブルや相続の話し、また息子さんから事業引継ぎの思い等、聞く事が出来ました。その後の二次会は、近くの居酒屋「志なのすけ」の食べ飲み放題です。

久しぶりの仲間も加わり、いつもの本音の語り合いや情報交換に大いに盛り上がりました。