「第８３回懇談会」が開催されました。

春の暖かな日差しの中、T副組合長のご協力で改装見学会を開催しました。

参加十数名に全国賃貸住宅新聞社のKさんも参加され、神戸電鉄新開地駅に集合し約１２分で鈴蘭台駅へ到着です。

田園風景の中、徒歩１０分で小学校近くの築古文化住宅を改装された「すずらんハウス一番館」に到着です。

昨年購入された住宅は改装後の現在も、７戸中３戸の入居で苦戦されている状況です。

今回は、賃貸フェアでもお馴染みの株式会社ホープハウスシステム様がエントランス部分を施工され、再度入居募集をサポートされました。

株式会社ホープ様の説明で外部見学の後は、空室内も見学しました。それぞれの意見は懇談会までお預けにして、その後は、神戸電鉄・阪神電車・近鉄電車と１時間１５分ほど電車を乗り継ぎ、大阪上本町へ移動し甘い物等で休憩し懇談会に望みました。

　懇談会は今回も銭屋さんのセミナールームで、満室状態になりました。

いつも通り、組合長から参加者紹介・報告事項の説明が有り、第一部は組合長より、２年前の相続税増税より一段と加速された「ハウスメーカーの一括借り上げの実態」の動画で、素人大家さんが破綻に追い込まれていく状況が分かりました。

またメーカーのリスクは一切なく、割高な物件購入の段階でメーカーが莫大な利益を出し、その契約に際し大家さんの空室リスク負担がさも無い様に見せ、契約し易くする為の、フルローンと一括借り上げで有り、運営中も利益は一方的にメーカーに吸い上げられ、最後は借入返済を下回る家賃条件が提示され、残るは多くの空室と多額の負債が残る物件だけと言う、酷い状況が解説されました。

また、このペースで賃貸住宅が供給されると空室率は半分近くまで上昇し、我々プロの大家さんまで、否応なく厳しい状況に巻き込まれる今後の賃貸市場の実態が解説されました。

第二部は「リフォーム費用を安くするコツ」をご参加された大家さん達のほぼ全員から、それぞれ具体的なお話を伺う事が出来ました。

ご自身でリフォームする方や管理会社に任せる方、大工さんとのコミュニケーションで費用節減につなげる方、現物支給でコスト削減される方など、個々の大家さんのリフォームに対する考え方の違いが良く分かり、非常に参考になった事と思います。

最後は、午後に見学させていただいた「鈴蘭台物件の取得からリフォームまで」をT副組合長からお話しいただきました。その後ご参加されている大家さん達から具体的に客付のヒントになる意見が次々出され、T副組合長にとっても非常にプラスになった事と思います。

その後の二次会は、いつも通り近くの居酒屋「志なのすけ」の食べ飲み放題です。こちらも十数名が参加され、本音の語り合いや情報交換に１０時半頃まで、大いに盛り上がりました。ご参加の皆さま、お疲れさまでした。