「第８４回懇談会」が開催されました。

最初に、組合長から参加者のご紹介と報告事項の説明があり、遠く京都市左京区修学院からご参加されたＯさんのご紹介が有りました。

また、最近ロンドンで起こったビル火災について、外壁の材質の問題点と日本の住宅で同様の問題が起こる可能性について話がありました。

懇談会の第一部は、最近の賃貸借契約でほぼ必須になっている割には、いざトラブルが発生した時に、免責で役に立たない時も有るなど、分かり難い「大手家賃保証会社の内容比較」です。

Ｙ副組合長から日本セーフティー、Ｍ役員から日本賃貸保証、Ｋ役員から近畿保証サービス、Ｉ役員が所用で欠席のため組合長より全保連、それぞれ各保証会社の聞き取り報告が有りました。

やはり予想通り、各社契約内容の違いが大きく、大家さんがどの保証会社を使うか注意していないと、肝心な時に保証されたり・免責になったりと、その差は思っていた以上に大きい事が分かりました。

第二部は、リフォーム代や空室期間を考えると、一旦ご入居頂いた入居者様を如何に長く住んで頂くか？「長期入居につなげる方法」をご参加の大家さん達にお聞きし情報交換しました。

クレームやトラブル時の迅速な対応、共用部分の清掃や郵便受けの整理、市場家賃や入居者目線の家賃設定、入居者との良好なコミュニケーション、築年が古く新たな入居者を見つけるのが難しい物件ではある程度の滞納にも柔軟に対応、学生物件ではＢＢＱパーティーやレンタサイクルや旅行時のお土産、また農家で採れた野菜のプレゼント、また高齢の入居者には時折訪問し体調も伺う等々、皆さん個性ある方法を披露して下さいました。

第三部は、「賃貸住宅フェア福岡２０１７報告」をＴ副組合長より、さくら事務所の長嶋さんより、過去は新築住宅一辺倒だった日本が、欧米並みに中古住宅に価値を置く様になる話し、またＩ役員の代理で組合長からローコストアパートメントが建てられる大分県の建築業者のご紹介が有りました。

その後の二次会は、近くの居酒屋「志なのすけ」の食べ飲み放題です。懇談会参加者の大半が残られて、いつもの本音の語り合いや情報交換に大いに盛り上がりました。