●おおや倶楽部ニュースvol.74

おおや倶楽部ニュースvol.74

●【トラブル】リプラスの滞納家賃保証サービスで送金遅延が発生
 リプラスは、滞納家賃保証サービスrentGo(レントゴー)で、顧客であるマンション管理会社への送金が8月29日から一部遅延していることを明らかにした。
 9月3日には完了する見込みという。
 送金遅延は7月31日に続くものだ。
 レントゴーでは、入居者が支払う家賃を外部の収納代行会社が受け取って、手数料などを差し引いた分をマンション管理会社に支払う。
 入居者が滞納した家賃についてはいったん収納代行会社が立て替え、期日までに正常に支払われた入居者の家賃と合わせて管理会社に収める仕組みだ。
 収納代行会社が立て替えた滞納家賃は、リプラスがプールしている資金の中から後日支払うことになっている。
 今回のトラブルは、滞納家賃の立て替えについて収納代行会社と意見調整がつかなかったことが原因だ。
 そこで、リプラス自身が滞納家賃の相当額を各マンション管理会社へ送金することになり、事務処理の体制づくりに時間がかかったという。
 前回のトラブルについては、情報システムの障害とオペレーションミスが原因と発表している。 (後略)
以上、2008/09/02 日経不動産マーケット情報より
●緊急報告 リプラス送金遅延問題
 「リプラス 2ヶ月連続で送金遅延」送金状況にばらつき 混乱続く管理会社
リプラスの家賃送金遅延が賃貸管理業界に大きな波紋を投げかけている。
(上記記事と重複する為、中略します)
中間決算での赤字転落、不振が続く不動産ファンドなど経営環境は厳しく、今後を危ぶむ声が広がっている。
 入居者から回収した家賃が管理会社に入金されないという前代未聞の事態に、全国の管理会社はパニック状態に陥った。
特に集金代行セット型保証を新規入居者のほぼすべての契約で利用していた企業は、数百万円、数千万円、なかには数億円規模で入金の遅れが生じていたことになる。
(中略)
 9月3日の時点で一部を除く管理会社に入金されたため、最悪の事態は回避されたが、同社の今後に対する見方は厳しい。
 入金遅延後直ちに複数の保証会社の営業を呼び、説明を受けたと言う管理会社の取締役は「新規契約から他の保証会社を利用する」と話す。
 また、わずかながら集金代行セット型保証を利用していた郊外の管理会社は「集金代行は解除し直接入金に切り替える」と言う。
 入金遅延からわずか三日間のうちにリプラスとの取引停止を決定する管理会社が続出している。
 家賃集金を代行し、滞納家賃を立て替えるというリプラスのサービスは、管理業の業務効率化の波の中で受託件数を拡大してきた。
 だが、今回の件で集金をアウトソースすることのリスクが浮き彫りとなった。
 今年から取引を開始したという地方の地場大手管理会社社長は困惑気味に語る「当社のような中小企業は事務の合理化のために外部委託を考える。
 保証会社の中でも上場しているリプラスは一定の信用度があった。
 まさかこんなことになるとは。今後については状況を見ながら考えたい」。
 一部の管理会社では「今後、集金代行は自社で行う」とする動きも出始めており、リプラスの送金遅延は賃貸管理業そのものを考え直すきっかけを各社に与えている。
以上、2008/09/08 全国賃貸住宅新聞より
 賃貸保証会社は、既に(株)明幸賃貸保証(札幌)、ウィル賃貸保証(大阪)が破綻し、今またリプラスの経営不安が表面化しました。
 組合員皆様もご加入の保証会社を、今一度ご確認ください。 

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